掛け軸
大原女
- 素材・寸法
- 紙本33×92 35.5×176
- 箱
- 箱入
- 状態
- 少浸み
- 値段
- 165,000円
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作者略歴
大田垣蓮月ー尼僧、歌人。京都生まれ。名は誠(のぶ)。伊賀上野の城代家老藤堂良聖の子。生後10日で知恩院寺侍の大田垣光古の養女となる。両親、夫、子供を次々と亡くし、33歳で剃髪、蓮月と号す。和歌を六人部是香、上田秋成、香川景樹に学び、小沢蘆庵にも師事した。又、茶の湯や作陶にも優れ、蓮月焼きと呼ばれて人気を博した。若き頃の富岡鉄斎に影響を与えた。「引越しの蓮月」と呼ばれるほど居を移したが、晩年は西賀茂の神光院に落ち着いた。明治8年(1875)寂、85歳。 鈴木百年ー日本画家。京都府生まれ。天文学者鈴木星海の子。父に漢学と絵を学ぶ。父を継いで天文学で土御門家に仕えた。円山派の画家大西椿年に師事。諸家を折衷した画風を確立。明治13年京都府画学校設立にあたり、北宗科の副教員となるがまもなく辞任。第1回内国絵画共進会で銅印、第2回で銀章。明治20年皇居造営に参加。門下に今尾景年や久保田米僊、子の鈴木松年らを有し、鈴木派と呼ばれた。明治24年(1891)没、67歳。
解説
「をりそへしましはの末もかをる也 大はら山の花のはるかせ」 本作は明治六年、蓮月八十三歳の作。