書
常不輕
- 素材・寸法
- 紙本24.5×35 45×55.5
- 値段
- 385,000円
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作者略歴
洋画家。岐阜県生まれ。東京美術学校西洋画科選科卒業。文展褒状。二科会会員。売り絵を描かなかったため貧困を窮めた生活が続き、次男陽を幼くして亡くす。昭和に入り墨絵や書を始める。晩年は全く外出せず、わずか15坪の庭の自宅で虫や花を描き続けた。輪郭と平画による独特な油絵は高い評価を得た。昭和42年に文化勲章を辞退した。 昭和52年(1977)没、97歳。
解説
本作は昭和52年、97歳最晩年の作。 「常不輕」とは法華経の常不軽菩薩品に出てくる菩薩で、釈尊の前世の姿であったとされる。人はみな成仏するとして、会う人ごとに軽んずることなく礼拝したという。常不軽菩薩は自身が誹誇、迫害されても他人を軽んぜずに仏となった。