掛け軸
良宵
- 素材・寸法
- 絹本 57×45.5 72×147.5
- 箱
- 共箱 二重箱入
- 値段
- 売却済み
この商品について問い合わせる
作者略歴
日本画家。静岡県生まれ。本名恒吉。幼少時に琳派を学び、のち土佐派の川辺御楯について大和絵を学んだ。明治41年東京美術学校日本画科・選科に入学し、寺崎広業、結城素明に学ぶ。またこの時期紅児会に入会したことで西欧絵画に触れ、作風に西洋感覚が加味される。東京美術学校日本画科を首席で卒業後、文展や院展に出品して評価を得る。出品作は、古典的な画風から次第に都会的風俗に因んだものやモダニズム傾向の作品が目立つようになった。文展審査員、帝国芸術院会員、日展常務理事。文化勲章受章、文化功労者。昭和44年(1969)没、79歳。
解説
河骨(コウホネ)はスイレン科の多年生の水草で、水中の根茎が白くゴツゴツしていて骨のように見えることから河骨と名付けられた。水面より抜き出る水上葉は長卵形で、茎部は矢尻形になっている。夏に黄色い花が咲く。花言葉は「崇高」。本作では葉上に蛍がとまる。